4月

ごはん、春キャベツのみそ汁、つくね揚げ、大根の酢物、のりの佃煮、牛乳
佃煮は、魚や貝、肉、野菜、海草などをしょうゆと砂糖で甘辛く煮つめたものです。
江戸時代の初め、大阪の佃 村の人々が江戸の小島に移り住み、その島を佃島と名付け、そこで魚などを捕って暮らしていました。そして、お城や大名の家々へさしあげた残りの小さな魚を煮つめて、自分たちの食べるおかずにしていました。それが佃煮の始まりです。値段が安く、保存もきくため、侍が江戸から自分の国へお土産として持ち帰り、江戸名物として全国に広まりました。その後、各地でも佃煮が作られるようになったそうです。
今日は、『のりの佃煮』がついています。
4月

パン、中華スープ、ホキのチリソース、カラマンダリン、牛乳
カラマンダリンは、カリフォルニア大学のフロスト博士が「尾張系温州みかん」と「キングマンダリン」をかけ合わせて誕生しました。日本へ広められた当初は、酸味が強すぎて食べられませんでした。5月頃、収穫せずにおいていたカラマンダリンの実に、ヒヨドリが群がっているのを見て品質調査をしたところ、味が格別によくなっていることがわかったそうです。それからは、4月頃に収穫し、酸を落ち着かせてから出荷するようになりました。
カラマンダリンは、柑橘王国愛媛の中でも松山市が生産量の9割を占めています。地元でとれた旬の『カラマンダリン』を味わっていただきました。
4月

コーンピラフ、野菜たっぷりスープ、ホキのフルーツソース、チーズ、牛乳
4月

松山鮓、すまし汁、若鶏のから揚げ、キャベツのおひたし、牛乳
今日の給食は、『入学、進級のお祝いの行事食』です。
松山市の郷土料理である「松山鮓」は、瀬戸内の小魚のうま味を生かした、甘めの酢飯が特徴です。お祝い事やお客さんをもてなす時に出されます。
松山の俳人である正岡子規は、「われ愛す わが豫洲 松山の鮓」など、松山鮓にまつわる俳句をいくつも残しており、好物のひとつだったといわれています。また、「坊ちゃん」の作者である夏目漱石が、松山を訪れた際に松山鮓をふるまい、そのおいしさに漱石はとても喜んだそうです。
今日は、みなさんの入学、進級をお祝いした献立です。
4月

媛麦パン、春キャベツのポトフ、ドレッシングサラダ、大豆かりんとう、いちごジャム、牛乳
今日の給食は、『旬の「春キャベツ」を生かした献立』です。
キャベツは1年中出回っている野菜ですが、秋から冬にかけて種をまき、春から初夏にかけて収穫する「春キャベツ」は、他のキャベツとは少し違います。葉の巻きがゆるく、やわらかいことが特徴で、内側まで黄緑色をしています。
他にもキャベツには、葉っぱに、織物のちりめんのような「ひだ」がある、「ちりめんキャベツ」や、葉っぱが紫色をした「紫キャベツ」、2、3cmの小さな「芽キャベツ」など、いろいろな種類があります。
今日は、旬の春キャベツを使った『春キャベツのポトフ』です。
4月

チーズパン、ミートスパゲティ、イタリアンサラダ、牛乳
今日から1年生の給食が始まりました。
4月

中華丼、切干大根の煮物、牛乳
切干大根は、大根を細長く切って、天日干しして乾燥させたものです。地域によって、切り方や加工方法が違います。大根を茹でてから乾燥させた「ゆで干し大根」、薄く切った大根が花びらに似ている「花切大根」、寒い地域の気候を活かし、凍結と乾燥を繰り返した「凍み大根」などがあります。
大根を干すことで、水分が減り、うま味や栄養素が凝縮され、食物繊維やカルシウム、ビタミンD、カリウムが多く含まれます。
今日の給食は、『切干大根の煮物』です。
4月

五穀米入りごはん、山菜うどん、さわらの衣揚げ、磯和え、牛乳
山菜とは、ワラビやゼンマイ、フキノトウ、タラノメなど、山で自然に生えている植物のことをいいます。花や根を食べるものもありますが、ほとんどは、新しく生えたやわらかい芽を食べます。
今日の給食の山菜うどんには、ゼンマイを使っています。ゼンマイは、春に、ふわふわのワタでおおわれた葉が、渦巻き状に巻いた状態で伸びます。成長するにしたがい、ワタが落ち、葉が広がり始めます。食べるのは、ワタが残っているときの若い芽です。
ゼンマイ独特の味や香りを味わいました。