6年生のみなさんへ

2020年5月8日 09時43分
6年生

6年生のみなさん、お元気ですか。

5月に入り、いつの間にか8日も経ちました。

国語の「薫風」はもう読んだでしょうか?

青葉、若葉をわたってくる初夏の爽風。

作者はみかんの香りや祖父の着物のにおいで昔を思い出すそうです。

みなさんが初夏を感じる香りはなんですか?

先生達の「初夏を感じる香り」を紹介します。

【1組担任】

5月は若葉の香り。新緑の葉がさわやかな風にゆられて放つほのかな青くさい香り。

子どもたちが幼いとき、ゴールデンウイークには家族でキャンプに出かけ、その香りを感じながら自転車を乗り回したり、川遊びやバーベキューをしたりして初夏を満喫したことを思い出す。

川エビやハヤを追いかける子どもたちの歓声を聞きながら、私は木陰でその姿をゆったりとした気持ちで見守っている。そんな私を振り返り、子どもたちは笑顔で手を振るのである。

【2組担任】

田んぼから香るのにおい。このにおいで思い出すのが、子どものころ、田んぼでオタマジャクシやカエル、イモリを追いかけていた頃の記憶。

特に楽しかったのが、用水路で見付けたアマガエルの卵を持ち帰り、カエルになるまで大切に育てたこと。卵からオタマジャクシが次々と誕生したときの感動は、今でも忘れられない。手のひらでピチピチと元気よく跳ねるオタマジャクシをのぞき込みながら、生命の輝きを感じたあの日。

田んぼのにおいをかぐと、あの日の感動がよみがえるとともに、自然の中で生かされていることを実感し、のどかで優しい気持ちになるのである。

 

【3組担任】

春になるとが咲く。うっすらと甘い香りにほのかなピンク色があちこちに目にすることができるようになってくる。

当然、松山沖の島々にも見られるようになる。ちょうどその頃、私の大好きな鯛が浅瀬にやってくる。この時期の雌の鯛は、美しい桜色、雄の鯛は、体に桜の花びらのような斑点が現れる。

実に鮮やかで美しい体色を持つ鯛に出会うために私は釣り竿を持ち船に乗り込んでいる。

【4組担任】

レモンゆずネーブルミカン・・・。柑橘類の白い花が咲く。

「薫風」を読んで、私もあの花の香りを思い出した。花を待っていたかのように、アゲハチョウは卵を産み付けに来た。ミツバチたちが蜜を集めに飛び回る。うっかり近づいて見ていたら、枝についている棘で顔をひっかいたこともあったな。

はちみつにも、あの香りがほのかにするものがある。私は、柑橘畑で忙しく働いたミツバチたちの成果をありがたくいただいている。

【5組担任】

5月になると、少しずつ暑くなってくる。長そでから半そでへと変わり、次第にがにじんでくる。

子どもの頃はよく外で遊んでいた。秘密基地を作るために土をほって草や枝を集めていた。とにかく近所の公園や空き地で走り回った。当然汗をかく。家に帰ると母親の嫌そうな顔。シャワーで洗い流す。

ごはんを食べていると、また母親の嫌そうな顔。消えたはずが、再び家にただよう汗のにおい。ふり返ってみるとそこに立っているのは父親。「おかえりなさい。(お風呂へ)いってらっしゃい。」

【理科の先生】

バイクの醍醐味は風を切って走ること。春は暖かくなって皮膚で感じる風。

初夏は、目に飛び込む新緑の目で感じる風。そして初夏の若葉や青葉の香りを含んで鼻で感じる風。

今学校の行き帰りの時間がとても気持ちよく楽しみの一つとなっている。

 

みなさんも楽しんで作ってみましょう